建設工程説明ARアプリ

大型建造物の建設工程を紹介する展示スペース向けに制作した映像再生ARアプリです。

展示スペースの壁に貼られた大型パネルにスマートフォンやタブレットを向けると、パネルの中のマーカーとして登録されている部分から動画が浮かび上がってきます。

一つのパネルの複数の部分がマーカーなっているため、隠れた映像を探し出す、宝探しのような遊び感覚で使うことができます。

高速なマーカー画像認識とAR

ライセンスに制限があったりロイヤリティが発生する一般的なARライブラリは使わず、画像処理用のOpenCVを用いてARを実現しています。

マーカー画像の認識には高速な処理が特徴のORBという方法を採用し、マーカー画像の認識処理と、認識した画像の特徴点・特徴量からホモグラフィ行列を求め3次元ポーズ(位置と向き)を推定する処理とを分けて行うことで、マーカーの数が増えた場合でも処理速度が落ちないようにしています。

そのため複数のマーカーを設定していてもすばやくマーカーに反応し、対応するコンテンツを表示することができます。